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2008.07.03

singleアイコン身延山 五重塔復元工事

 身延山に初めて五重塔が建てられたのは、江戸時代初期の元和5年(1619)前田利家の側室、寿福院により発願、建立され高さ九輪共21間(38.2m)初重18尺6寸(5.6m)の規模を持った塔で当初は位牌堂の前に建てられていましたが、寛文3年(1663)に上ノ山に移築されていた事が古文書や古絵図から伺い知る事が出来ます。

 文政12年(1829)この五重塔から出火し、境内28棟が消失、其の後万延元年(1860)に再建されましたが、わずか15年後の明治8年(1875)全山を巻込んだ大火によって焼失してしまいました。

 今回、約130年ぶりに再建される事となった五重塔は単なる新築再建の塔としてではなく、元和5年創建の「復元」の塔であり材料、工法、意匠にわたり当時の姿を再現しようとする建築物で、木部は伝統木造工法を再現。基礎、構造補強には現代工法をとりいれた「復元」の塔がまもなく姿を現します。
五重塔比較
又、五重塔の心柱は、塔の中心に直立するもので、他のどの部材とも接する事は無く、相輪の金物の重量のみを支えています。

 後の時代には、心柱をつり下げこれが振り子の役目をして地震に強いと言われる工法(日光東照宮五重塔など)がありますが、身延山五重塔では心柱は礎石の上に建ち、側柱、四天柱がそれぞれ異なる動き方をしてバランスを保つ構造となっています。

復元工事中の身延山五重塔
身延山 五重塔

 竣工予定の2008年10月末までには全ての工事用シートが取り外されます。

なかなか渋く素敵な色の五重塔が見えて来ました。

 五重塔とは佛舍利・お釈迦様のお骨をお祀りするための塔で竣工予定の2008年10月末が待たれます。
Wikipedia:五重塔

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