2009.09.27
日蓮宗用数珠の長さは通常 八寸、尺 、尺二寸、尺四寸、 尺六寸等と云われていますが、実際の珠のサイズで長さを計算すると
主玉5mm×108=540mm÷2=270mm(八寸)
主玉6mm×108=648mm÷2=324mm(尺)
主玉7mm×108=756mm÷2=378mm(尺二寸)
主玉8mm×108=864mm÷2=432mm(尺四寸)
およそ以下の様な組み合わせになります。
| 八寸 |
尺 |
尺二寸 |
尺四寸 |
親玉12mm
主珠5mm
四天4mm
記子4mm |
親玉14mm
主珠6mm
四天5mm
記子5mm |
親玉17mm
主珠7mm
四天6mm
記子6mm |
親玉22mm
主珠8mm
四天7mm
記子7mm |
主に婦人用は八寸、紳士用は尺以上が使用されます。

数珠の材料としては経典に各材質とその功徳が書かれたものがあり例えば、菩提樹(無量)、水晶(千億倍)、蓮子(万倍)、珊瑚 真珠(百倍)等の記述が見られますが現在の価値(価格)とは大分違うようです。
日蓮宗のお上人の「本装束数珠(七条及び大衣を着用し、色衣五条の正装の時使用する)では主に水晶を用い、四菩薩も色珠を入れてはならないとされている」を参考にしたいのですが、俗人の僕としては四菩薩には何か色のある天然石が欲しいと思ってしまうのですがどうでしょう?。
木製材料では木の実(蓮子、栴檀(せんだん)、菩提樹)、木(正梅、柘植、檜、鉄刀木)、唐木(黒檀、紫檀、白檀、沈香)等があり、使い込むごとに艶、色合いが増し、なかなか捨てがたい趣きがあります。
主珠を大きく重厚感を出すため珠を正円ではなく楕円に削り出したみかん珠を使用したものもあります。

上:梅6mmx7mmみかん珠(尺)、下:白檀7mmx8mmみかん珠(尺二寸)

上:虎目石 5mmx7mm みかん珠(尺)御上人用数珠
2009.07.16
日蓮宗念珠の様式

108個の主珠と2個の母珠を中心に構成され右手の母珠から7個目の次ぎと21個めの次に四天(四菩薩)と呼ばれる主珠より少し小さめ珠が入ります。
右方の親玉には淨名という珠が入り、二本の紐にそれぞれ10個の記子(弟子珠)が付き中間で一度結ばれ、左方の親玉には5個づつの記子玉と記子留とを列ねた二本の紐と、別の一本の紐には10個の数取珠を連ね(記子留なし)ています。
108(主珠)+2(母珠)+4(四菩薩)+右{1(淨名)+20(記子)+2(記子留)}+左{10(記子)+2(記子留)}+10(数取珠)=合計159
日蓮宗では基本的に略式の数珠は使われません。
と云う事で日蓮宗の数珠を自分用に仕立てるには主珠の材料、四天(四菩薩)、母珠の材料と梵天の色等を決めて制作依頼する事になります。
2008.07.22

三河屋さんの金看板
「じゅず」は「珠数」と「数珠」のどちらがただしいのでしょう?。
辞書でひいてもパソコンで入力しても「数珠」となっています。
ネットで検索してみたら「珠数と数珠」というページがありました。
『広辞苑』でも『大辞林』でも「数珠」になっていますが「北原白秋の童謡」にある「お坊さま」という童謡に「お珠数がひとかけ」という部分があり「珠数」と表記されているとあります。
Wikipedia:数珠には
「数珠」の文字の前後を入れ替えて「珠数」と書く場合もある。「じゅず」という読みを「数珠」と書くのは、この熟語を作った中国の文法では動詞を先にする事になっているからである。「珠を数える」を中国語では「数珠」と書く。
となっていました。
上記あたりが納得出来そうですね!。
身延山 門内の数珠店「三河屋」さんには江戸時代の『出開帳』のおり身延山より拝受した金看板が保管されており、それにも「珠数」と書かれています。
又、京都には現在も「京都府京都市下京区珠数屋町」という町名が残っており何軒もの「珠数店」が軒を連ねているそうです。